ここ数日よく目に付く言葉。
それは 「自己成就予言」じこじょうじゅよげん。
アメリカの社会学者のマートン的に解釈すれば「予期せぬことが、噂などによって実際に起こってしまうという事象」
よく使われる例えは
「実際は問題のない銀行が危ないという噂により、預金者がお金を引き出してしまい破綻してしまう」
「試験に落ちるだろうと不安な受験生は、その不安によって勉強が手につかず、実際に落ちてしまう」
などなど。。。
最初の例で、私が銀行の預金者でしたら、脊髄反射的に「やばい」とお金をおろすかな?と考えました。
単なる噂を信じてしまい思考停止的に行動すれば、本来破綻しなくてもよい銀行を破綻の道に追い込むことに加担している。と言えます。
無意識にとんでもない事に加担していることが、現在の情報過多時代には起こりえるとも思いました。
あらゆる事象には直ぐに「共感せず、反応せず」、ニュートラルな目線で検証して判断することが必要ではないでしょうか。
「共感する」はその時は楽で心地よいかもしれませんが、後々疲れることが多いです。
ところで「自己成就予言」を調べてみると、様々な社会学的な論文があるようで
ネットでも大学教授の考察などがPDFで読めるので面白いです。
まとめ、
起きた事象に対して脊髄反射的に反応せず、むやみに共感せず、無意味な感情を外してニュートラルな状態で思考しようと思いました。